「美の国 日本」
九州国立博物館開館10周年記念特別展「美の国 日本」に行ってきました。
行ったのは先月。
11/29までの開催ですが、特別公開の正倉院宝物が見られるのは、11/3までだったので早めに行きました。
今回は仏教好きの私が気になった展示物を紹介します。
写真は九州国立博物館の提供です。(会場内は撮影NG!)
釈迦如来像
華やかな色彩に惹かれます。
身にまとった衣の色から「赤釈迦」の名で親しまれているそう。
衣や光背には金箔が使われているんですって。
地蔵菩薩立像
平安時代に作られ、京都・六波羅蜜寺に所蔵されている重要文化財。
「地蔵菩薩」と言うと難しそうかもしれませんが、皆さんがよく親しんでいる「お地蔵様」のことです。
穏やかで優しい表情に癒されます。
重源上人坐像
鎌倉時代に作られ、奈良・東大寺に所蔵されている国宝。
重源は源平の戦いによって焼失した東大寺のを復興した高僧。
歴史秘話ヒストリアで「鑑真和上坐像」の御身代わり像を制作する過程を見たため、この宝物は注目していた。
「鑑真和上坐像」は鑑真が着ていた衣が使われているようですが、「重源上人坐像」も重源の衣が使われているのか気になります。
衣の皺が非常にリアルに感じられた。
金銅透彫舎利容器
鎌倉時代に作られ、奈良・西大寺に所蔵されている国宝。
舎利は仏・聖者の遺骨。釈迦の遺骨を指すことが多い。
これは舎利を奉安するための容器。
繊細な細工が非常に美しい。
この宝物に限ったことではありませんが、当時の技術には本当に驚かされます。
螺鈿紫檀五絃琵琶
パンフレットやCM等のメディアで大々的に取り上げられていたこともあり、この宝物を見るのが目的だった方も多いのではないでしょうか。
近くで見れますが、私が行った日は10分ほど並びました。
でも並んででも見る価値があると思います。
螺鈿細工で表された唐華文は息をのむほど美しかったです。
列を離れたあとも何度も遠目から眺めた。
そして、ガラスケースの傍では、この琵琶の音を聴くこともできたんです。
1200年以上前に作られた楽器が時を超えて、今でも音を奏でていると思うと奇跡を感じざるを得ません。
正倉院宝物に関しては写真の提供がありませんでしたが、気になる方は是非九州国立博物館のサイトでご覧ください。
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