2016年2月に読んだ本

先月読んだ本の覚え書きです。

 

読んだのはこの8冊。

 

わたしを離さないで

自らの命を提供するという使命を持って生まれてきた子供たちが、使命と向き合い成長し、残された日々を生きていく姿を描いた物語。

現在放映中のドラマの原作になります。

ドラマでは現代の日本が舞台となっていますが、こちらは90年代末のイギリスを舞台となっている。

まもなく介護人の任務を終え、提供者となるキャシー(ドラマでの綾瀬はるか)が今までの人生を振り返っていきます。

 

ブラックペアン1988

海堂先生のバブル三部作の第一弾。

チーム・バチスタの栄光 から時を20年程遡った1988年(昭和63年)の東城大学医学部付属病院を舞台にしたお話。

バブル三部作の主人公となる世良雅志が研修医となるところから物語は始まる。

のちに病院長となる高階が赴任してきて波乱を巻き起こし、今作での事件が「ケルベロスの肖像」に繋がっていたり長くはないものの内容は濃く感じました。

 

ブレイズメス1990

「ブラックペアン1988」から2年後、外部研修を終え大学病院に戻った世良は佐伯教授からのミッションで天才外科医の天城を日本に連れてくる。

天城の部下となった世良は、「天城」と「天城の存在をよく思わない佐伯外科のメンバー」の間で翻弄される。

天城は患者に手術を行うか否か、それに伴う報酬をカジノに委ねたり、公開手術を行ったり結構ぶっ飛んだキャラである。

 

スリジエセンター1991

バブル三部作の最後を飾る作品。

スリジエはフランス語で「桜」を意味する。

桜宮に永遠に咲き続ける「さくら」を植えるという天城と世良の夢に陰りが見えてくるところは読んでいて切なかった。

 

極北クレイマー

財政難な極北市が運営する極北市民病院が舞台。

「地方医療の崩壊」と「医療訴訟」がテーマとなっている。

足掻いても報われないことに、やるせなさを感じた。

世良のその後が気になっていたものとして、世良が病院の再生請負人として出てきたときは光が見えた気がした。

続編の極北ラプソディを読むのが楽しみ。

 

クーヨン 2016年1月号

 

クーヨン 2016年2月号

 

ももんがのふゆのおうち

ちいさなかがくのとも 2015年12月。

愛くるしいモモンガが冬ごもりに備えてお家を作るお話。

出来上がったお家の中で丸くなって寝てるところがかわいい!

 

 

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